【映画】引っ越し大名！【感想】

Amazonプライムで配信されていた「引っ越し大名！」を観ました。

みんな大好き星野源さん主演、ヒロインに高畑充希さん、主人公の幼馴染役として高橋一生さんが出ているこの作品。
TVドラマの「医龍シリーズ」に出てた頃から一生高橋(好きすぎてこう呼んでしまう)LOVEなため、これは見るっきゃないと。
「高速参勤交代」シリーズの外伝みたいな扱いの作品？(すみません、ここらへんよく分かってません)とのことで、絶対面白いだろうと。

いやー、期待を裏切らない面白さでした。
最初は引越しの準備がどんどんコメディ調で進んでいくのですが、お役目御免(奉公人達の数が多いので辞めさせる、所謂今で言うリストラ)の辺りでそれぞれの誇りや信念、思いが複雑に絡んで少しうるっと来ました。

その後でいよいよ引越し！！
の列に現れる隠密たち！！
を「やっぱりこういうのあるよねー！ひゃっはー！！」ってな感じで、嬉しそうに刀を抜き、敵をばっさばっさと切り倒していく一生高橋もとい鷹村！！
あの、目じりが下がる笑顔で、かっこいい殺陣で隠密を倒していく一生高橋……ありがとう……最高だよ……
御手杵を抜いて、
「やったー！！これ使っていいの！！重いよね？重いよね！！振り回しちゃう！！サイコー！！たのしー！！」
と無双するシーンも最高でした。

最近の一生高橋はなんかこう、大人しい役というか、大人な役が多いので、こういうはっちゃけた役の方が好きな私としてはいいぞもっとやれ！！！という感じです。

映画自体も面白いし、一生高橋のめちゃかわ激エモシーンがたくさんなので、一生高橋のオタクは1万回見てください。
一生高橋のオタクじゃなくても、全人類見てほしいです。

一生高橋のことしか言ってないわね。
終わり！

【ゲーム】探偵撲滅 クリア感想

※ネタバレ注意

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Switch版「探偵撲滅」クリアしました。

ゲームニュースを見て気になり、体験版をプレイしたところ、社畜探偵の苦労人っぷりが好きで購入。
もともとミステリーものが好きなのもあり、あっという間に世界観にハマり、一気にクリアしてしまいました。

ジャンルとしては、ノベルゲーにシュミレーションを足した感じ。
シュミレーションパートは簡単なので、慣れてなくても十分楽しめると思います。
私はスパロボやFEなどのシュミレーションゲーをよくやるので簡単すぎてちょっと物足りなかったですが…。

ストーリーは、ミステリーとSF(異能力とか)が上手く合わさっていて、とても面白い！！
推理の時にイラストで解説してくれるのも分かりやすくて良かったです。

ニンドリの編集長さんが、「勇気の物語」と言っていましたが、確かにその通りだなと。
でも私は、勇気というよりも、覚悟の話のような気もします。
人によって全く違うのですが、例えば「人を殺す覚悟」であったり、「自分が悪者になってでも真実を暴く覚悟」であったり、「人の命を背負って生きていく覚悟」であったり……。
何も無かった主人公が、憧れの探偵たちから学び、自分の信念を持ち、勇気を出して道を切り開いていく物語だと感じました。
辛くても、死にたくても、舞台から降りることは許さない。
なぜなら、可能性を０にしなければ、いくらでも悲劇は覆せる。
舞台から降りたら、悲劇は悲劇のまま幕を閉じてしまうから。
それを許さない、そうはさせない、という主人公の決意が伝わるエンディングは爽快の一言です。

登場人物に不快なキャラがいないのがよかった。
外道探偵は振り切れてるけど、自分の信念を貫き通した結果と考えると最高にかっこいいやつですね(まあそれでもヤバいやつには変わりないですが)。
社畜探偵には幸せになって欲しかったよ～家族と公園でピクニックする世界はねぇのかよ～～～な～～～！！！！！！！！という光の自分と、そのまま外道探偵と地獄でも殺りあってて！！それか、生き延びて自分の罪が暴かれてしまい、精神的に壊れていくのもいいな！！！！！！という闇の自分がせめぎ合ってます。
社畜探偵みたいな苦労人、嫌いなオタクいないだろ……？？？
黒幕の「『死』こそが救いの人間もいる」「どうして死を否定する」(要約)という考えも一理あって、考えさせられました。
エンディング後に、いろいろあって大変ながらも、生き残った仲間と共に悲劇を覆していく無能探偵の話、ありますね。続編待ってます。

最終的な推しは魔界探偵と文学探偵の義理親子組と、筋肉バカの武装探偵。
武装探偵はCV森嶋秀太さんなこともあり、終始可愛い～とニコニコ。愛されバカキャラ最高。
4章で死んだ！？ってなった時には、「これ絶対黒幕パターンじゃん」と思ってドキドキしてたら、普通にただの良い奴で安心しました。
目の前で守りたかった妹が死んでるのに、表に出さず、最後まで仲間を守るために全力だった武装探偵、本当に推せる。幸せになってね……。

魔界探偵もといパッパを初めて見た時に、なんだこの色物ぉ！？となりましたが、二章を読むうちに大好きになりました。
殺された時に号泣、ブンちゃんの「お父さん」呼びで号泣、手作りサンドイッチの件で号泣(しかもここは、わざわざ武装探偵が危険を顧みず取りに戻っているというおまけ付きで大号泣)、残留思念のブンちゃんを背負うパパみに号泣、最終章の推理想失の死に際の一言で号泣。
ブンちゃんの花嫁姿を見て泣く魔界探偵はいないんだよ……渋谷探偵を許すな！！(渋谷探偵も好きだよ)。

気になる点といえば、誤字・脱字が多いことと、セリフをスキップした際に、次のボイスが流れない場合、前のボイスがそのまま流れてしまうことかなと……。
ボイスを最後まで聞かない人間としては、テキストだけ読んで次に進んだら、スパッとボイスが切れてほしいな～と思います。
誤字・脱字に関しては、修正入るみたいで安心しました。

あと、値段の割にボリュームが少ない！！
コンプ(残留思念・語録・CG)しても、総プレイ時間15時間程で、値段は7000円程度。
うーーーん……まあ、フルボイスって考えたら……いやそれでも高いかなと。
武装探偵の素顔とか出るのかな～と期待してたので、そういうサブエピもなく本編だけってのも物足りなかったです。

シナリオ良し、キャラ良しの良ゲーでした。
公式サイトにSSがあるので、それを読むだけで楽しいと思います。
小説にならないかな～と密かに期待してます。

以上、日本一ソフトウェア「探偵撲滅」の感想でした。